ハリネズミはお風呂に入れても大丈夫?入浴方法と注意点を解説。

ハリネズミはお風呂に入れても大丈夫?入浴方法と注意点を解説。

こんな疑問を解決!
  • ハリネズミはお風呂に入れてもいいの?
  • どうやってお風呂に入れてあげればいいの?
  • お風呂に入れることのメリットや注意点を知りたい
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YouTubeやインスタでハリネズミがお風呂に入ってるシーンを見かけるけどかわいいよね!

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気持ちよさそうだよね~

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でも、そもそもハリネズミをお風呂に入れてあげるのは大丈夫なのかな?

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それじゃあ、今回はハリネズミとお風呂に関することを解説していくよ!

野生下ではほとんど水に入ることのないハリネズミでも飼育下では汚れを落とすためにも定期的にお風呂に入れてきれいにしてあげることは大切です。

しかし、ただハリネズミをお風呂に入れてあげるといっても、お風呂に入れる方法や注意点、頻度など分からないことも多いですよね。

そこで今回は、ハリネズミをお風呂に入れる必要性、ハリネズミをお風呂に入れる方法や注意点…などハリネズミとお風呂に関することをまとめてご紹介します!

【ハリネズミ/お風呂】ハリネズミをお風呂に入れる必要やメリット

ハリネズミは野生下では水の中に入ることは滅多にありません。なので、ハリネズミをお風呂に入れてあげる、ということは一見違和感のある行為であることは間違いありません。

しかし、飼育下において少しでもハリネズミが健やかに育ってほしいことを考えると、衛生的に考えてお風呂に入れてあげることは理にかなった方法といえます。

お風呂に入れることによってハリネズミがストレスをためてしまわないように注意しなければいけませんが、以下のようなメリットがあります。

ハリネズミをお風呂に入れるメリット
  • 体や足についた汚れを落とす
  • フケやダニによる肌トラブルの予防になる

ハリネズミをお風呂に入れるメリット①:体や足についた汚れを落とす

ハリネズミは回し車で遊びながら排泄してしまうことがよくあります。その際にお腹や手足を汚してしまいます。うんちを足につけたまま走り回っていることもしばしば…

こびりついていない汚れであれば蒸しタオルやウェットティッシュでふき取るだけで汚れは落ちますが、なかなか毎日完璧に汚れを落とすことは難しい。

そんなときにハリネズミをお風呂に入れてあげることできれいに汚れを落とすことができます。おしっこやうんちが体についたままだとハリネズミも痒くなりカイカイが増えてしまいます。

ハリネズミをお風呂に入れるメリット②:フケやダニによる肌トラブルの予防になる

ハリネズミをお風呂に入れるもう一つのメリットはフケやダニの予防・改善になることです。

ハリネズミは皮膚のトラブルが多い動物で、その中でもフケや疥癬ダニの症例はよく聞きます。定期的にブラシなどで掃除してあげてもなかなかフケがきれいにならないことはありませんか?

そんなときハリネズミをお風呂に入れてあげることでフケをきれいにしてあげることができるんです。また、同時に皮膚トラブルの原因となるダニやノミを退治することができるのです。

【ハリネズミ/お風呂】ハリネズミをお風呂に入れる方法や注意点

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ハリネズミをお風呂で洗う手順を紹介するよ!

お湯を張る

洗面器や洗面台などにハリネズミのお腹がつく程度の深さでお湯をはる。適温は人肌(36~38度)くらい。

汚れを洗う

ハリネズミの体や足についた汚れを手で洗い流す。しつこい汚れがあれば歯ブラシなどを使って優しく掃除する。

タオルで水分をふき取る

汚れが落ちたら手早く水分をタオルなどでふき取り、体を冷やさないように気を付ける。

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簡単そうに見えてやってみると意外と難しい・・・

顔に水がかからないように気を付ける

ハリネズミをお風呂に入れてあげるときに水が顔にかからないように注意してください。お風呂が好きなハリネズミだとしても、耳の穴に水が入ったりするとトラブルの原因になります。

お風呂でぷかぷか浮かぶ姿はかわいいですが、ハリネズミの安全を考えると体が浮いてしまうほどの深さにしてしまうのはやめましょう。

シャンプーや石鹸は使わずお湯のみで洗う

基本的にはシャンプーなど使わずお湯のみで洗ってあげてください。もしどうしても使う場合は、低刺激・無香料の犬・猫用のシャンプーであれば選択肢に入りますが、念のため事前に動物病院で確認を取っておきましょう。

もしシャンプーを使う場合は、事前に十分泡立ててから洗います。洗った後は針の隙間に残りやすいのでしっかり洗い流します。

オリーブオイルやオートミールを使って保湿を行う

十分に汚れを落としてあげた後に、仕上げとしてオリーブオイルを垂らしたお湯ですすぐと肌の乾燥を防ぐことができるといわれています。このときオリーブオイルの量が多いとヌルヌルしすぎるので注意。

また、オートミールをガーゼやお茶で使うパックなどに入れてお湯に浸して絞り、そこから抽出したお湯をハリネズミにかけてあげると乾燥やかゆみを予防するといわれています。

お風呂後の乾かし方

お風呂で汚れを洗い流してあげた後は、ハリネズミの体が冷めてしまう前に手早く乾いたタオルで拭き上げます。

このとき、ハリネズミが怖がらないようであれば、遠目からドライヤーを使ってもいいでしょう。熱くならないように注意。

ハリネズミが子供や高齢の場合はお風呂は控える

ハリネズミが子供や高齢の場合は、体調を崩しやすいので全身浴のお風呂は控えたほうがいいでしょう。子供の場合、少なくとも生後2~3か月はウェットティッシュなどでのふき取りのみにする。

足についている汚れは濡らしたタオルの上を歩かせるだけでもある程度取り除くことができます。なるべくハリネズミにストレスや負担がかからないようにしましょう。

お風呂に入れる頻度は月2~3回程度

ハリネズミの汚れが気になってしまうと、どうしてもお風呂に入れてあげたくなりますが、足湯であれば週に1回程度、全身浴であれば月に2~3回程度に留めておきましょう。

ダニやノミなどの皮膚トラブルの場合は動物病院で診察を受けたうえで、獣医師の指示に従ってください。

【ハリネズミ/お風呂】まとめ

本記事は、「ハリネズミはお風呂に入れても大丈夫?入浴方法と注意点を解説」について書きました。

ハリネズミは飼育下では体に汚れが付いたままになりやすく、皮膚に関係する病に十分に気を付けなければいけないので、定期的にお風呂や汚れの拭き取りをしてあげることは非常に大切です。

また、最近YouTubeなどでハリネズミが水面をぷかぷか浮いていたり、泳いでいる動画を見かけますが、万が一ハリネズミが溺れてしまうと取り返しのつかないことになりかねないので決して真似してはいけません。